愛知県は、介護サービス施設・事業所の外国人介護人材が入国する際にかかる入国者待機費用について、県独自で助成を行うことを発表した。
愛知県はこれまで、介護サービス施設・事業所における新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る経費については「介護サービス事業所・施設等における感染症対策支援事業」として、2020年11月4日(水曜日)まで交付申請を受け付けていた。今回、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策として、外国人介護人材の入国時に待機に係る費用が新たに必要になったことから、この費用を負担する介護施設・事業所に対し、事業所種別ごとに設定した補助上限(補助基準)額の範囲で、追加で補助申請を受け付けることとした。
外国人介護人材入国者待機費用補助の内容
【補助対象経費】
新型コロナウイルス感染症に関する水際対策として外国人介護人材が入国する際、入国後14日間の公共交通機関不使用と個室における待機が必要になったことにより、受入介護施設・事業所が追加で負担することとなった経費
具体例:
空港から待機住居(ホテル)までの送迎に要するガソリン代や高速道路使用料、待機場所となるホテル等の宿泊費、空港からホテルへのタクシー代、送迎に係る職員旅費、待機により追加で発生した監理団体への実習監理料 等
【補助の対象とする期間】
2020年4月1日~2021年3月31日までの間に発生した費用
【補助対象事業所】
「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)実施要綱」(令和2年6月19日老発0619第1号厚生労働省老健局長通知、以下「国実施要綱」という。)の別紙3(1)(1)アに規定された事業所
【補助金の額】
「国実施要綱」別紙3(1)(1)エに定める額と県交付要綱第3条(3)(1)アの事業として既に交付申請済の額との差額。
【申請方法等】
交付申請時の提出書類について
入国時の待機に係る経費の金額が確定した段階(事業完了の必要なし)で、各事業所・施設ごとに、申請書、請求書及び受取人届出書に必要事項を記載し、法人単位でとりまとめの上、愛知県高齢福祉課へ郵送により提出。
事業完了時の提出書類について
補助金の交付にあたっては、入国時の待機に係る事業(申請書に記載する経費等)が完了(宿泊等サービスの終了、委託事業の完了等)していることが必要となる。事業所ごとに入国時の待機に係る事業がすべて完了した段階で、事業完了確認書を記載し、愛知県高齢福祉課へ郵送により提出。
申請書等様式、事業完了確認書様式についてはこちらからダウンロード可能。
【申請受付期間】
2021年2月1日(月)~3月16日(火)必着
※事業完了確認書の提出期限は2021年3月31日(水)
【提出先】
申請書、請求書、事業完了確認書とも、以下の住所に郵送にて提出。
〒460-8501(住所は記載不要)
愛知県福祉局高齢福祉課介護人材確保グループ
【外国人介護人材入国者待機費用補助に関する問い合わせ先】
愛知県福祉局高齢福祉課介護人材確保グループ
電話番号:052-954-6814
受付時間:平日の9時~17時
その他詳細については愛知県のホームページから確認のこと。
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの事業所が影響を受けている。国や各自治体の告知をしっかりと確認し、受けられる補助は積極的に利用すると良いだろう。
【参照サイト】外国人介護人材入国者待機費用に対する助成について
【関連ページ】【最大60万円支給】外国人雇用で活用できる助成金4種比較