マイナビ、「非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査」を発表

株式会社マイナビは、非正規雇用(アルバイト/派遣/契約社員)の採用業務担当者を対象に、「非正規雇用の外国人・シニアの採用に関する企業調査」を7月22日に発表した。調査結果の概要は以下の通り。

外国人採用状況

非正規雇用の外国人採用実績を聞いたところ、全体の約4割の企業が「採用している」と回答した。昨年比で4.3pt増となる。 2019年4月に特定技能が新設されたことや、東京オリンピックに向けた採用の強化などが要因となり、増加しているようだ。業種別では(ホテル・旅館)が57.0%と最も高いが、新型コロナウイルスによる入国制限や外出自粛の影響もあり、昨年比では3.0pt減少している。

今後の外国人採用意向

また、今後の外国人採用意向について「意向あり(積極的に採用したい+どちらかといえば採用したい)」と回答した企業の割合は49.5%であった。新型コロナウイルス収束後の人手不足への懸念もあり引き続き半数の企業が外国人採用の意向を示している。業種別では(ホテル・旅館)が66.0%と最も高いが、昨年比ではー15.0ptと減少幅が最も大きい。しかし他業種と比較した外国人採用意向は最も高いこともわかっている。

調査概要「非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査」

調査期間:2020年5月18日(月)~2020年5月25日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:直近半年以内に非正規雇用の採用業務に携わった20〜69歳の男女
有効回答数:1,550名

新型コロナウィルスの影響で多くの企業が外国人採用の停止、または採用を延期をせざるを得ない状況にある中、特定技能の新設や、東京オリンピックの開催に向け、前年に比べ多くの業種で外国人採用に取り組みたい企業も増加しているようだ。外国人労働者の雇用増加は加速するだろうか。今後の動きに注目したい。

【参考URL】マイナビ、「非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査」を発表