外国人高度人材の就職をサポートする「Mixess」が「在日外国人における転職意識調査」を実施

外国人人材の就職・教育領域の事業を国内外で展開する株式会社JELLYFISHは、自社運営の外国人け転職・求人サイト「Mixess」を活用し、9月時点の在日外国人を対象とした転職意識についてのWEBアンケートを実施した。

新型コロナウイルスの感染拡大により、経済は停滞し、中小はもちろん大企業まで大きな影響を受けた。8月に実施した「在日外国人における新型コロナウイルスの影響調査第二弾」では、「仕事・給与が減った」は66.3%、「休業になった」が44.1%と、その数字の高さが印象的であった。

今回は、8月の調査結果による仕事の影響を鑑み、そこから派生する”動き=転職”について、現在の在日外国人のリアルな現状を把握する為、前回の影響調査第二弾のアップデート版として調査を実施した。主な調査結果は以下の通り。

1. 113名の外国人の方の中で、「転職を検討している(47.8%)」という回答が最も多く、「すでに転職活動をしている(25.7%)」と合わせて約7割の方が転職活動を行っていることが分かった。

2.転職を考えた理由として、「高収入を得たい(27.6%)」という回答が最大となり、次いで多かったのが「解雇・仕事がなくなった(20.7%)」。

3.転職で一番苦労したところは「求人の条件」と約半数が回答、その内、1番に挙げられた「求人条件」は日本語能力試験1級(N1)の取得であった。このデータから企業側の日本語コミュニケーションを重視と日本語の難しさが分かった。

調査概要
  • 調査名        :「在日外国人における転職意識調査」
  • 対象者        :転職・求人サイト「Mixess」登録者及びSNSの外国人ユーザー
  • 調査方法     :ウェブ及び電子メール調査
  • 回答数        :113名(外国人のみ)
  • 調査期間      :2020年9月11日~23日
  • 調査目的      :転職活動を考えている外国人の割合を把握することまた、日本国内で仕事に従事する在日外国人が、転職活動に対してどのような不安をもち、どのような困難に直面しているのかを調査し公開することにより、在日外国人の不安解消の一助として役立つ事、また調査結果を受けての不足情報提供に繋げるために実施

多くの在日外国人が転職活動を行っており、企業の求める日本語能力の取得に苦労していることが分かった。受け入れる企業側にも、外国人雇用の課題に応じた支援が求められるだろう。

【参考URL】外国人高度人材の就職をサポートする「Mixess」が調べました。「在日外国人における転職意識調査」アンケート