経済産業省は2月28日、文部科学省、厚生労働省とともに策定した「外国人留学生の採用や入社後の活躍に向けたハンドブック」を公表した。
同ハンドブックでは、2019年8月に発足した「外国人留学生の就職や採用後の活躍に向けたプロジェクトチーム」での検討を踏まえ、外国人留学生等の多様性に応じた採用選考や、採用後の柔軟な人材育成・待遇等を実践する際におさえるべき内容を「外国人留学生の採用・活躍に向けたチェックリスト」「外国人留学生の採用・活躍に向けたチェックリスト活用ガイド」「外国人留学生の採用・活躍に向けたベストプラクティス集」の3項目に分け、掲載している。
まず、チェックリストでは、採用前、採用選考から入社前、入社後のフェーズに区分し、自社の取り組みを振り返る12項目を掲載している。そして、活用ガイドでは、チェックリストの各項目について、12の項目を検討する必要性や具体的な取組内容、期待される効果等を解説する。最後に、ベストプラクティス集では、チェックリストの項目に対応する取組を実践する企業事例を紹介している。
企業事例では、それぞれ業種、業態が異なる27社を掲載している。今後、外国人材の採用開始を検討している企業をはじめ、すでに採用している企業も参考にしてみてはいかがだろうか。
