【採用担当者向け】外国人とのオンライン面接で知っておくべき2つのポイント

海外在住の外国人を採用する場合や、地方の企業が日本在住の外国人を採用する場合など、国内外問わずさまざまな場面でオンライン面接が活用されています。そこで今回は、外国人とのオンライン面接で知っておくべき2つのポイントについてまとめました。そのほかにも、オンライン面接をよりよくするためのテクニック集などもありますので、外国人採用でオンライン面接を検討されている方におすすめの記事です!

オンライン面接とは

オンライン面接(その他、リモート面接、Web面接などとも言います)とは、インターネットを介し、テレビ電話ツールや音声電話を利用して行う面接形式のことを言います。通常の面接は、求職者が企業に赴く必要がありますが、オンライン面接の場合は、自宅のパソコンなどから遠隔で採用担当者と面接できます。パソコンやネット環境など最低限の準備は必要ですが、準備さえ整えば、いつどこでも面接を行うことが可能です。

日本人との採用面接の際にも、利用できるとても便利な面接方法ですが、特に外国人採用の場合は、外国人候補者が国外にいることも多いので、オンライン面接を活用する機会は多いと思います。

外国人候補者とのオンライン面接で知っておくべき2つのポイント

外国人候補者とのオンライン面接の際、配慮すべき2つのポイントがあります。これらのポイントをしっかり押さえて、外国人候補者との採用面接を行うと、よりオンライン面接が成功しやすくなります。

【ポイント1】ジェスチャーも使って、ゆっくりはっきり話す

日本人とのオンライン面接でも、ゆっくりはっきり話すことは重要ですが、特に外国人候補者と話す際にはより注意して話すようにしましょう。

日本語が母国語ではない外国人候補者にとっては、普段の対面での面接でも言葉が聞き取りにくい場合があります。オンライン面接では、通信環境やパソコンの性能などによって、より話している内容が聞き取りにくい可能性があります。

また、オンライン面接で起こりがちなミスとして、外国人候補者と目線が合わず、対面での面接よりも「相手の表情」が捉えにくい場合があります。そのため、外国人候補者との意思疎通ですれ違いが起こりやすく、面接がスムーズに進まない可能性があります。

ですので、外国人候補者とのオンライン面接では、普段よりもジェスチャーの動きを大きくし、口元をはっきりと動かして、何を話しているのか明確にわかるように伝えることが大切です。また、相づちなども普段の面接よりも深く頷くように心がけましょう。

【ポイント2】第一印象など直感的な評価に頼らない

オンラインでのリモート面接では、対面での面接とは異なり、同じ空間を共有していないため、相手の第一印象を見誤ってしまうことがあります。特に、オンライン採用面接の場合、対面での面接よりもファーストインプレッションを低く評価しがちです。

例えば、外国人候補者の表情が暗く感じられたとしても、カメラや照明に問題が発生しているだけの可能性もあります。また、候補者の声に覇気が感じられない場合も、外国人本人の問題ではなく、単にマイクやスピーカーにトラブルが発生しているだけの可能性もあります。

ですので、オンライン面接は印象などの直感的な評価を下すには適さない面接手法であると理解した上で、外国人候補者の志望動機や質問への回答内容などにフォーカスして評価しましょう。

とはいえ、面接時の印象は気になるものです。ですので、複数の面接官と短い面接ができるように設定しておくとよいでしょう。面接官の性格やタイプによって、見ているポイントが異なりますので、外国人候補者を多角的に判断することが可能です。複数の面接官との採用面接を設定するのが難しい場合は、外国人候補者に必ず「次回の面接では明るい場所に移動して欲しい」「音声が聞き取りにくいのでマイク付きのイヤホンで話して欲しい」などフィードバックをしてあげることが大切です。

オンライン面接をよりよくするテクニック

上記以外でも、外国人求職者とのオンライン面接をよりよくするためのテクニックを以下にまとめました。オンラインでの外国人採用を検討されている方は、ぜひ参考になさってください。

外国人採用での採用面接テクニック

①会社紹介はホームページや資料を画面共有
日本語に不慣れな外国人求職者でも、視覚的にも分かりやすく理解度が上がります


②面接官の表示名はローマ字
難読苗字など漢字が難しく読めない場合があります。ローマ字表記であれば、おおよその外国人候補者が理解できます


③在留カードのコピー(写真)を面接前に送付依頼
オンライン面接の場合、その場では在留カードのチェックができないため


④海外在住の場合は、時差を配慮して面接を設定
海外在住の場合、時差があるため、配慮して設定する必要があります


⑤面接スタート時のアイスブレイク
母国語でない面接ということもあり、通常より緊張している外国人求職者が多いです。また、オンライン面接の場合、対面での面接と異なり、時間になったらすぐに面接が始まるので、アイスブレイクをいれたあげたほうが、外国人求職者がリラックスして話すことができます


⑥画面越しのオフィスツアー
オンライン面接のみの場合、社内の雰囲気などを見ることができないため、もし可能であれば、オフィスや社内メンバーの様子を画面越しに映してあげることで、外国人求職者が安心できます

まとめ

外国人とのオンライン採用面接は、日本人の場合とそれほど大きく変わりません。ですが、日本語が母国語ではない外国人候補者に配慮することで、よりよいオンライン面接を行うことができます。オンラインでの採用面接を活用することができれば、国内だけでなく海外在住の外国人も採用面接を受けてもらうことができるので、従来よりも採用母集団が広がります。ぜひ、オンライン面接を活用した外国人採用を検討してみてください。


【記事監修】株式会社ヨンイチ
代表取締役社長 高梨 洋一

総合人材サービス大手のリクルートキャリアにて法人営業、海外事業、営業企画部部長など13年間経験。その間、ファーストリテイリングへ出向し人事・外国人採用を経験。シンガポールや上海で駐在し海外で人材紹介事業を運営。株式会社ネオキャリアに入社、シンガポール法人の社長に就任。その後海外事業全体の経営企画と経営管理を管掌する。日本企業の働き方の多様性と生産性向上を人の観点で支援すべく、2019年より株式会社ヨンイチを設立。海外経験と外国人雇用の知識とノウハウを活かして、多くの中小企業の外国人採用支援など行う。