在留外国人向けメディアを運営する株式会社YOLO JAPANは4月1日、在留外国人向けの正社員求人掲載サービス「YOLO社員」を開始し、企業からの事前予約を受け付けることを公表した。
「YOLO社員」では、同社が運営する外国人会員向けメディア「YOLO JAPAN」上で、特に人手不足が深刻な特定技能対象14業種の求人情報を中心に取り扱う。4月1日より新たな在留資格である就労を目的とした特定技能ビザが創設されることを受けたもので、5月中旬からのサービス提供を予定している。
外国人人材を採用する日本企業は「YOLO社員」を利用することで、これまで必要だった招聘に必要な試験や渡航費などのコストをかけずに、国内に居住する外国人人材を特定技能ビザで招聘し、国内で採用することができるようになる。
具体的にサービスを利用すると、日本で働く外国人127万人のうち、6%を占めるYOLO JAPANの会員8万人へアプローチできる。そして、応募者が録画する「自己紹介動画」によりYOLO JAPANが日本語レベルをチェックするため、特定技能ビザに必要な「日本語4級」の条件を満たしているかどうかを判別できる。そのほかにも動画で話している雰囲気がわかるため、動画から伝わる人柄なども面接前に知ることができるメリットがある。
求職者からの応募の際は、求職者からのビザ提出により、自己申告のビザ内容と相違ないかを確認することができるため、不法就労となっていないかを判断することもできる。
また、応募後の面接日時の設定から面接結果の通知までをシステムで完結できるようになっており、応募者とやり取りすることなく採用することも可能だ。
YOLO JAPANは入管法改正を記念し、外国人求人情報を事前に登録した企業に対して、サービス開始(5月中旬予定)から6月末までの期間、無料でサービスを提供する「事前登録で無料掲載キャンペーン」を実施している。
【ウェブサイト】事前登録で無料掲載キャンペーン