日本在住の外国人向けメディアを運営する株式会社YOLO JAPANは12月21日、新在留資格の外国人をスムーズに面接できるようにするため、WEB面接ツール「HARUTAKA」を提供する株式会社ZENKIGENと共同で、外国人向けの日本語力判定サービスを開始したと公表した。
同サービスは、外国人の候補者にスマートフォンなどでセルフ録画してもらった動画をベースに、YOLO JAPANが当該外国人の日本語力を判定し、雇用者に共有するというものだ。面接の映像はYOLO JAPANが採点後に雇用者も確認することができる。
仕事を探している外国人は都合の良い時間で手軽に実施することができ、一方の雇用者も特定の職場や職種で問題なく働ける十分な日本語力があるかどうかを手間なく判定することができ、双方にメリットがある仕組みだ。
現状、多くの日本企業は外国人採用時に日本語能力試験のN2、N3以上を求めているが、仮に資格を持っていたとしても、実際には日本語の会話力が実務レベルに達していないケースも多く、採用担当者にとっては実際の日本語能力の見極めが課題となっていた。
同サービスを利用すれば、あらかじめ動画で正確な日本語の会話力を判定できるほか、動画を通じて候補者の人柄や雰囲気もよく分かるため、採用活動が大きく効率化する可能性がある。外国人採用に取り組んでおり、日本語能力の判定に苦戦している企業はぜひ導入を検討してみてはいかがだろうか。