AI技術活用のアウトプット型日本語発話トレーニング「トレパJ」提供開始

eラーニング専門ソリューションを提供する株式会社デジタル・ナレッジは6月17日、AI技術を活用した日本語発話トレーニングツール「トレパJ(トレパジェイ)」の提供を開始した。同社は、企業での外国人材の日本語教育や、日本語学校・大学といった教育機関での活用を想定している。

「トレパJ」では、日本語の「読む」「聞く」というインプットだけでなく、「話す」というアウトプットのトレーニングまでを手軽に行うことができる。

まず、「トレパJ」の機能として、日本語ネイティブ並みの例文読み上げ機能や、講師の回答(発話)を返すことができる機能があるため、講師不在でも個別に発話トレーニングに取り組むことができる。そして、オリジナルの日本語リスニング教材やスピーキング教材を作成する機能も備え、組織や人材にあわせてカスタマイズした日本語教育を実施することもできる。さらに、AIの音声認識技術を活用した発話診断機能も搭載しており、これにより発音の正確さや伝わりやすさを診断しつつ、学習者に繰り返し学習を促すことで日本語能力向上に支援する。

トレパJによる学習イメージ

トレパJによる学習イメージ

2019年4月に施行された改正入管法により、日本で働く外国人材がさらに増えることが予想されるなか、外国人材への日本語教育は外国人材受け入れ企業が抱える重要課題といえる。なかでも、外国人材とのコミュニケーションに関する課題は、チームビルディングや外国人材の企業定着にも影響する最重要課題だと認識されつつある。その一方で、外国人材の日本語力に合った日本語教育などのサポートの難しさも企業が実感するところとなっている。

対面コミュニケーションでメインとなる「話す」コミュニケーションのトレーニングは、一人での学習が難しいと言われてきた部分だが、企業や組織が抱えるこの課題の解消に寄与するツールとして期待される。

【サービスサイト】トレパJ
【コーポレートサイト】株式会社デジタル・ナレッジ