otomo、企業や学校向けに外国人の就業や就学を支援するサービスを提供開始

インバウンド旅行者向けのプライベートツアーサービスを運営するotomo株式会社は9月12日、企業や学校向けに外国人の就業・就学を支援するサービスを同月より開始すると公表した。

otomo 外国人就業就学支援サービス

同サービスでは、外国人社員が日本で就業する際に必要となる自治体や金融機関等での手続きに、同社サービスに登録しているガイドが同行してサポートするだけでなく、生活に関するガイダンスや渡航時のビザ申請、航空券や宿泊先の手配等もオプションとして提供する。そのほか、外国人留学生を受け入れる学校法人によるサービス利用も想定し、利用者が学生の場合はサービス料金が半額となる「学割」も導入する。

料金は、自治体での住民登録と金融機関での口座開設を合わせた基本パッケージが税抜70,000円。これにオプションを付加できる。例えば、オプションのラインナップは、携帯電話の契約サポートが税抜15,000円、生活ガイダンスが税抜25,000円などとなっている。そのほか観光ツアー、渡航時・入国時の手配サービス、ビザ申請代行から航空券・宿泊先の手配なども必要に応じて対応する。

サービス提供地域は、北海道、宮城県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、広島県、福岡県の15都道府県で、追加料金の支払いにより、その他地域にも対応可能としている。

otomo 外国人就業就学支援サービス概要

同社によると、外国人就業者や留学生へのアンケート調査において「自治体や金融機関の窓口で外国語が通じず、日本で居住する際に必要となる諸手続きが円滑に行えず苦労した」という声が多く挙げられていたことから今回のサービス提供に至った。

企業や学校では外国人の受け入れに必要な手続きに関わる担当者の負荷が大きくなっているほか、自治体や金融機関でも多言語対応に苦慮する例も多く、外国人の受け入れ環境整備は社会的な課題となっている。そうしたなかで提供される同サービスがこれらの業務負荷の軽減に貢献することに期待がかかる。

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