22卒外国人留学生の内定率は前年比7.5ポイント増加の39.0%、ディスコ調べ

就活・転職情報サービスサイト「キャリタス」を運営する株式会社ディスコは、キャリタス就活2022に登録している外国人留学生を対象に、就職活動の状況について調査を行いその結果を発表した。以下は調査結果の一部だ。

7月時点での内定率

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22卒者の7月時点の内定率は、国内学生が80.1%であるのに対し、外国人留学生は39.0%にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大を影響で内定率が下がった前年同期と比べると上昇したものの、コロナ前の2020年卒の内定率をわずかに下回った。

就職活動の開始時期

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就職活動を開始した時期について、「4年生の4月」と答えた留学生が最も多く23.3%にのぼった。2番目に多かったのは「3年の3月」で、国内の学生に比べると動き出しが遅れていることがわかる。

オンライン選考への抵抗感

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企業の担当者と一度も直接会わないまま内定を得た場合に、入社を決断できるか尋ねたところ、「とても抵抗がある」と「やや抵抗がある」を合わせた数値は30.6%となった。国内学生の数値は53.9%と過半数となったことから、外国人留学生のオンラインでの就職活動に対する抵抗感は低いと言えそうだ。

調査概要

【調査機関】
株式会社ディスコ キャリタスリサーチ

【調査対象】
2022年3月卒業予定の外国人留学生(現在、大学4年生・大学院修士課程2年生)

【回答者数】
356人(文系243人、理系113人)

【調査方法】
インターネット調査法

【調査期間】
2021年7月2日~18日

【サンプリング】
キャリタス就活2022に会員登録している外国人留学生2,382人

本調査結果から、コロナ禍にあっても外国人留学生の内定率が上昇したことが明らかになった。また、オンライン選考への抵抗感が国内学生よりも低いことから、オンラインでの留学生採用は理に適っていると言え、今後も続くことが予想される。留学生の採用を検討している企業は、ぜひ今回の調査結果を参考にしてみてはいかがだろうか。

【参照リリース】22卒外国人留学生の内定率は39.0%(2021年7月時点)~外国人留学生の就職活動状況に関する調査(22卒)~