留学生アルバイトの定着には店長・先輩のコミュニケーションが重要。ノーザンライツ調査

アルバイト採用コンサルティング会社の株式会社ノーザンライツは9月25日、アルバイトの経験がある外国人留学生を対象としてアルバイトに関する意識調査の結果を発表した。

同社は調査結果から、留学生アルバイトが職場に定着して戦力として活躍するためには、店長や先輩社員などの職場スタッフのコミュニケーションが重要で、日本人アルバイトに対するときとは、伝え方や教え方を区別してコミュニケーションをとる必要があるとした。

アルバイトの目的についての質問では、全回答者の75%以上が「生活のため」をあげた一方、回答者の49%が「日本語や文化・風習を学ぶため」を選んでおり、日本での就職や知り合いを増やすことに意欲的であることがわかった。

Q1なぜアルバイトをしていましたか

また、アルバイトをしたことがある仕事についての質問に対する回答によると、留学生の3人に2人が飲食系のアルバイトを経験していた。一方、日本語能力試験のN1(上級)、N2(中級)レベルの日本語力が求められる接客業務はハードルが高く、N3~N4(中初級~初級)中心の日本語学校・専門学校留学生では、経験者は1割程度にとどまった。

Q2日本でアルバイトをしたことがある仕事

そして「アルバイト先を選ぶときに大事にしていること」と「アルバイトで大変だったことや困ったこと」についての調査結果によると、一緒に働く人を重視する傾向がみられたほか、安心してコミュニケーションをとれる人が職場にいるかどうかが重要であることがわかった。

Q3アルバイト先を選ぶとき大事にしていること

Q4日本でのアルバイトで大変だったことや困ったこと

さらに仕事が大変でやめたくなったときに望むサポートに関する質問では、「責任者にすぐ連絡ができる」「気軽に質問できる雰囲気がある」「相談事ができる先輩がいる」との回答が上位3つを占め、安心してコミュニケーションをとれる人たちが職場にいるかどうかが重要であることを裏付ける結果がみられた。

Q7仕事を辞めたくなったときに望むサポート

同社は留学生アルバイトの定着率を上げる秘訣として、留学生3名程度でユニットを構成して同じ職場に配属する「ユニット採用」を推奨している。ユニットのうちの1人は日本語能力が高く、店長やスタッフと比較的スムーズに意思疎通できることが望ましく、留学生側でも自助サポートができる体制を作ることが有効だとしている。

調査は、株式会社ノーザンライツが運営する留学生向けアルバイト紹介サイト「NLiss(エヌリス)」の登録者および日本語学校・専門学校等に通う留学生でありアルバイト経験がある者を対象に、2019年8月1日から9月6日までインターネットで行われ、有効回答者は433人だった。

【サービスサイト】NLiss(エヌリス)
【コーポレートサイト】株式会社ノーザンライツ