バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を運営するヒューマングローバルタレント株式会社は、同サイトの登録者にSDGs(Susteinable Development Goals:持続可能な開発目標)に関する調査を行い、その結果を発表した。以下は本調査結果の一部だ。
【1. グローバル人材のSDGsに対する関心】
SDGsについて、74%のグローバル人材が「知っている」と回答した。「楽天インサイト」によるSDGs認知度調査では、「よく知っている」と「聞いたことがある」が合計して50%であったことから、一般的な認知度と比べてグローバル人材での認知度は約1.5倍となっている。また、SDGsへの取り組みにも82%のグローバル人材が「興味あり」と回答したことから、SDGsへの関心が総じて高いことがわかった。
【2. 転職活動の際にSDGsへの取り組みを考慮しているか】
転職先の検討項目として、59%のグローバル人材がSDGsへの取り組みについて「考慮にいれる」と答えた。また、その理由としては、「仕事は普段の生活の中で大きな割合を占めるので、社会全体のゴールと一致している会社で働きたい」、「持続可能な社会やビジネスを築くためには、必須要件だと考えるから」といった回答が得られた。
【期間】2021年4月9日~12日
【対象】Daijob.com登録者
【方法】メールによる任意回答
【人数】385人(日本国籍200人 外国籍185人)
【調査レポート】https://www.daijob.com/uploads/pdfs/7c029-74ee-6a3cf.pdf
本調査により、各企業のSDGsへの取り組みをグローバル人材が重要視していることが判明した。近年では企業イメージの向上、採用活動において優秀な人材を集めることを目的に、SDGsと日常業務の結びつきをアピールする企業が増えている。今後各企業のSDGsへの取り組みはますます重要になっていくだろう。
また、SDGsの17のゴールを日本の文脈に即して具体的に提示した140の施策の中には、外国人の受け入れに関連するものが含まれている。そのため、外国人の採用を通してSDGsへの取り組みをアピールすることも可能だ。SDGsへの取り組みを検討している企業は、ぜひ外国人の採用を考えてみてはいかがだろうか。
【参照リリース】SDGsの取り組みが、会社選びに影響するグローバル人材、約60%~転職先を決める新たな重要ポイントとして(Daijob.com独自調査)~