自動翻訳チャットアプリのConnectee、在留カードの本物・偽造を判定するVisa checker機能をリリース

在留外国人の採用に特化した人材紹介サービスを運営する株式会社エムティックは2月17日、自動翻訳アプリの「Connectee(コネクティー)」上で在留カードのICチップを読み込み、在留カードが本物か、偽造かを判定するVisa Checker機能をリリースしたと公表した。

在留カードの真偽の判定には、出入国在留管理庁のウェブサイトの在留カード番号失効情報照会が活用されているが、昨今出回っている偽造カードは、実際に存在する有効な在留カード番号と期限を用いて作られているため、判定が不十分となることが懸念される。

このほかに偽造在留カードを持つスタッフの雇用を防止する方法としては、入国管理庁が交付する就労資格証明書を提出する方法があげられるが、この場合、申請後、最低2週間を要する。また、スタッフが在留カード番号を住民票にのせることに同意している場合に住民票を提出してもらう方法もあげられる。しかし、すぐ雇用したいにも関わらず勤務開始までに時間がかかってしまうことや、数百円から1,200円の費用を要するなどの課題がある。

そこで、同社は「Connectee」のアプリに、在留カードのICチップを読み取ることができる機能を搭載した。これにより、数万円で購入可能な外付けのICチップリーダーを使うことなく、一人当たり数百円からの費用で在留カードの真偽の判定を可能とした。なお、Connecteeを導入することで同機能以外の機能も利用可能だ。

【ウェブサイト】Connectee