バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社は、同サイトの登録者に「新型コロナウイルス感染症拡大以降の、転職に対する意識」について独自調査を行い、その調査結果を公開した。以下は調査結果の一部だ。
1. 転職に対しての意識
75%のグローバル人材が、新型コロナウイルス感染症の影響によって転職に対する意識が変化したと回答した。コロナはライフスタイルを変化させただけでなく、転職先選びにも大きな影響を与えているようだ。
2. 転職活動で重要視することランキング
コロナ前では、転職活動で重視すること1位が「給料」であったのに対し、コロナ以降では「リモートワークの有無」が1位となった。また、コロナ以前は3位だった「キャリアアップ」が、コロナ以降は7位に下がった。しかし、順位は下がったものの重視する人数自体は微増している。そのため、転職活動において重視される要素が、「リモートワーク」や「働く時間の柔軟性」なども加わり、全体的に増えていることがわかった。
3. コロナ以降、転職市場における自分の価値は変化したか
42%のグローバル人材が、コロナ以降転職市場での自分の「市場価値が上がった」と答えた。主な理由としては、テレワークによって時間を作ることができ、自分のスキルアップに費やせたことを挙げている。また、オンラインでも仕事が進められるIT系の人材は、コロナ以降でも仕事や転職に不安を感じる人が少ないことが判明した。
【期間】2021年5月7日(金)~11日(火)
【対象】Daijob.com 登録者
【方法】メールによる任意回答
【人数】586人(日本国籍・281人 外国籍・305人)
※質問により未回答もあるため、集計結果は必ずしもこの人数と合致していないことをご了承ください。
本調査により、コロナ禍における転職活動において、グローバル人材が働く場所や時間についての柔軟性を重要視していることが判明した。今後外国人を含むグローバル人材を採用したい企業には、受け入れ態勢を整えるだけでなく、「ワークライフバランス」や「働き方改革」も求められていくだろう。
【参照リリース】転職事情は「給料」から「リモートワーク」最重視へ、コロナ禍でグローバル人材も変化(Daijob.com独自調査)