ミャンマー政府認定人材送り出し機関ミャンマー・ユニティは、現地ミャンマーで採用面接を待機している技能実習生候補者に対し、コロナ禍の現状で日本へ行くことに対する意識調査を実施し、2020年7月31日に結果を公開した。調査結果の概要は以下の通り。
まず、介護関係職種の面接待機者に質問をすると、470名中、316名が「日本へ行きたい」と回答した。
一般職種の面接待機者に同様の質問をすると、908名中、727名が「日本へ行きたい」と回答。介護職種面接待機者の回答と比較すると、コロナ禍でも変わらず日本に行きたいとする人の割合は高いようだ。
調査の結果から、新型コロナウイルス感染症の影響により、日本行きを躊躇している候補者もいることが判明した。その理由としては、「コロナで家族の生活が困窮しており、費用が払えない」「日本の感染拡大が不安」「いつ日本に行けるかわからないので様子を見たい」などが挙げられた。
一方、このコロナ感染拡大の状況の中でも、約7割の面接待機者が日本で働きたいと思っていることが確認できる。
技能実習生は、日本企業にとって貴重な若手人材として採用する企業が増えていたが、新型コロナウィルス感染症の影響により技能実習生が、来日できず採用を中断する企業
2020年8月5日から外国人留学生ら在留外国人の再入国手続きが開始された。まだ在留資格を取得していない外国人の入国も徐々に緩和されるだろう。
今後、日本企業の外国人労働者の雇用は加速していくのではないだろうか。
調査期間:2020年7月20日~24日
調査対象:介護職種面接待機者470名、介護以外(一般)職種面接待機者908名
調査方法:「あなたは本当に日本に行きたいですか?」と意思確認を実施
【参考URL】コロナ禍の今でも技能実習の面接待機者は日本に行きたいと思っているか?」意識調査を公開。人材送り出し機関ミャンマー・ユニティ