人材サービスを主力とする株式会社ウィルグループ(以下、ウィルグループ)は、外国人雇用企業向けの労務管理クラウドサービス「ビザマネ」の追加機能として、2020年10月より在留カードの偽造を簡単に判別できる「在留カード偽造チェックアプリ」のサービス提供を開始することを発表した。
日本で働く外国人労働者数は、2019年10月末時点で約166万人と年々増えるなか、在留カードを偽造して働く「不法就労外国人」も増加している。偽造在留カードの所持などによる検挙数は、2017年の390件に対し、2019年には748件※2とこの2年で2倍近くに増加している。そのような状況のなかで、外国人を雇用する企業は在留カードが偽造ではないかを確認したうえで雇用することが求められている。
現在、在留カードの確認方法は「目視確認」および「在留カード等番号失効情報照会(法務局提供)」の使用が主流だ。しかし、最近の偽造在留カードは、目視確認では見分けがつかないほど精巧に作られたものが多い。企業が目視で判別するには非常に難しく、確認工数も膨大になっているのが現状だ。
そこで、ウィルグループは、企業がより安全に外国人労働者を雇用できるように、 同社の外国人雇用企業向けの労務管理クラウドサービス「ビザマネ」内に、「在留カード偽造チェックアプリ」を追加機能として開発した。本機能は、携帯端末に在留カードをかざすだけで、在留カード内に埋め込まれているICチップ情報を読み取り、偽造されたものか判断できる。高度な技術で作られた判別が難しい偽造在留カードも、今後は企業が簡単に判別できるようになり、不法就労を未然に防止することが可能になる。
不法就労を未然に防ぐために、 企業の採用担当者による外国人の管理強化が、より一層求められるだろう。
在留カード偽造チェックアプリの無料版の申し込みを先行で受け付けている。
申込フォーム: https://visamane.jp/checker/
※ 警視庁令和元年における組織犯罪の情勢より(2020年4月発表)