日経HR、外国人材の定着を支援する外国人材向け研修事業を9月から開始

株式会社日経HRは8月26日、外国人材の定着を支援する外国人材向け研修事業を9月から開始することを公表した。同研修では、日本企業への内定者から入社1年目から3年目程度までの若手社員を対象に、社内でのコミュニケーションや日本企業での働き方、日本人社員の仕事への考え方などの理解を深めるプログラムを実施する。

日経HRでは、2013年からアジア各国の有力大学との連携により、国外のトップクラスの学生を東京で開催する面接会へ招待して日本企業とマッチングするサービス「NARF(NIKKEI ASIAN RECRUITING FORUM日経アジアリクルーティングフォーラム)」を運営してきた。この「NARF」の運営により培った実績に基づき、外国人材が素早く職場になじみ、成長し、組織に定着しやすいようにするための研修を開発した。

まず、日本人社員とのビジネスコミュニケーションを円滑にするための「4in1ビジネスコミュニケーション ケース学習ワークショップ」、そして、ビジネスマナーから日本の商習慣までを学ぶ「日本で働くためのビジネス講座」、さらに、経済産業省が定義した社会人基礎力について学びながら日本での働き方を身につける「社会人基礎力UPワークショップ」の3つの研修を年内に予定している。いずれもグループワークを中心とした公開研修だ。

外国人材向けの研修制度を探している企業担当者の方は、同研修を活用してみてはいかがだろうか。

研修概要

日本で働くためのビジネス講座

講師:エンピ・カンデル(UNIBIRD株式会社 代表取締役)
受講費用:35,000円/名(税別)
対象:内定者~入社1年目
開催日:2019年9月19日(木)10時から17時(研修期間1日)
概要:外国籍社員がより一層活躍できるように、日本の商慣習やビジネスマナーについての理解を促進し、組織の一員になるために必要なコミュニケーションスキルの習得を目的としています。外国籍社員が遭遇しそうなケースを取り入れたグループワークで学びます。

社会人基礎力UPワークショップ

講師:石川 陽子(株式会社aileron代表取締役)
受講費用:35,000円/名(税別)
対象:内定者~入社1年目
開催日:2019年10月10日(木)10時から17時(研修期間1日)
概要:学習者自身がワークショップを通じて社会人基礎力として必要な「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」を理解します。自分自身の課題に気づき、ワークショップを通じてチームで課題を解決。個とチームで考えることに慣れ、相手に配慮するコミュニケーション力を養成する研修です。

4in1ビジネスコミュニケーション ケース学習ワークショップ

講師:金 孝卿(早稲田大学日本語教育研究センター 准教授)
受講費用:170,000円/名(税別)
対象:入社1~3年目
開催日:2019年9月30日(月)、10月28日(月)、11月18日(月)、12月16日(月)14時から17時(研修期間/1日×4回)
概要:本研修は1カ月1回の計4回で修了(4in1)します。参加者は集合研修終了後、集合研修で見つけた課題克服方法を職場で実践しながら、ビジネスコミュニケーションを積み上げて定着させることができます。外国籍社員が職場でどんな悩みを抱えているのか、上司や同僚との関係は円滑なのかなどをまとめた報告書を管理者に提出します。

【ウェブサイト】外国人材向け研修サービス|日経HR
【申し込みページ】日経HRの外国人材向け研修サービス