出入国在留管理庁は6月12日、日本で活躍している在留外国人のための支援窓口を集めた「外国人在留支援センター(FRESC /フレスク)」を7月6日に東京・四谷に開所することを発表したと、各紙が報じている。
同センターには、出入国在留管理庁や日本司法支援センター(法テラス)、外務省ビザ・インフォメーションなど、合計8つの政府関連機関の相談窓口が入る予定だ。同センターの入居機関では、留学生の受入れ促進・就職支援、高度外国人材の受入れ促進、地方を含む外国人の雇用促進などに対する支援にあたるとのことだ。これらの支援を一括して実施することで、効果的・効率的な外国人材の活用支援の実施が期待される。
例えば、中堅・中小企業の高度外国人材の活用などのサポートを行う「ジェトロ高度外国人材活躍推進デスク(ジェトロ・デスク)」では、国内の中堅・中小企業を対象に、外国人材活用セミナーなどのイベントや専門相談員による高度外国人材の採用や活用支援、育成・定着プログラムの実施などを行うとのことだ。
今まで、外国人材の採用や雇用に関する包括的な相談窓口が少なく、外国人の採用や雇用で悩んでいても相談できる機会が多くはなかった。今回の「外国人在留支援センター(FRESC /フレスク)」開所によって、外国人材活用の総合的な拠点となることが期待できるだろう。
【参考サイト】法務省「外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)の開所について」
【参考サイト】外国人在留支援センター(四谷)に「ジェトロ・デスク」を開設