国内外のベトナム人就職支援を中心に事業を展開する株式会社asegoniaは4月17日、ベトナム語、ネパール語をメインとした翻訳・通訳サービスの提供を開始したことを発表した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、多くの企業で採用活動の見送りや内容の見直しが進められているなか、外国人採用領域にもその影響は及んでいる。同社が発表した翻訳・通訳サービスは、企業の今後の採用活動再開を視野に入れ、自粛期間中に会社説明資料や業務マニュアルの整備を行いたいという企業側のニーズに応えることを目的に開始された。
言語はベトナム語やネパール語のほか、英語や東南アジアを中心とした計8言語に対応するが、ベトナム語に限り6月15日までの申し込みで利用料金が30%オフとなる。
サービス内容は、あらゆるタイプの文書に対応する翻訳業務、会議や商談、企業説明会といったビジネスシーンをサポートする通訳業務をはじめ、WEBサイトの多言語化や選考連絡代行、会議や商談の文字起こし翻訳、動画の音声翻訳など多岐にわたる。なお、翻訳・通訳業務以外のサービスはベトナム語、ネパール語に限定される。
翻訳の際に発生する料金は、マニュアルやビジネス文書を対象とした「Aレベル」、簡易文書を対象とした「Bレベル」の2種類に分けられている。Aレベルの場合は「日本語→外国語:1文字8円~、外国語→日本語:1ワード14円~、納期:3営業日~」。Bレベルの場合は「日本語→外国語:1文字6円~、外国語→日本語:1ワード12円~、納期:1営業日~」となっている。
また、通訳料金は半日(平日:~4時間)の場合は1人20,000円、終日(平日:~8時間)の場合は1人40,000円だが、土日祝日はこの料金の25%が加算される。8時間を超える場合も、1時間につき6,250円の追加料金が発生する。
サービス希望の場合は、同社の問い合わせフォームから「翻訳・通訳サービス希望」の旨を連絡する。同社スタッフによる詳細なヒアリングや見積書を作成の後、正式な申し込みとなるとのことだ。
新型コロナウイルスによって採用活動の見直しや整備を図らざるを得なくなった企業と、この過酷な情勢の中就職先を探す外国人の双方をつなげるこのようなサービスは、今後さらに重要度を増していくだろう。
【参照サイト】株式会社asegonia