株式会社マイナビが運営する、海外留学生、留学経験者、バイリンガルのための就職情報サイト『マイナビ国際派就職』は、日本国内の大学や大学院に留学をしている外国人留学生を対象とした「外国人留学生就職モニター調査8月の活動状況」を初めて発表した。調査結果の概要は以下の通り。
外国人留学生の8月時点の内々定率は、前回調査した5月の2.2%より16.0pt増加し18.2%となった。現在の就職活動状況で最も多かったのは、「面接」で22.8%、次いで「説明会・セミナー参加」が18.9%。企業の情報収集を行っている学生と活動を始めていない学生が約4割とこれからエントリーを開始する外国人留学生が多いことがわかった。
8月に最も注力している就職活動内容は「面接対策」が39.1%、「業界・職種・企業研究」が20.9%だった。「活動終了または注力していることはない」と回答した学生は7.8%だったことから、9割の学生は就職活動を継続しているという結果となった。
外国人留学生に、現在検討中の企業規模を問うと「中小企業中心」が38.1%と最も多かった。また、「どちらともいえない」が32.0%と、企業規模の大きさにとらわれず企業選びをしている学生が一定数いることがうかがえる。
アンケート調査概要
調査期間/2020年8月13日(木)~8月21日(金)
調査方法/Global Agent登録者へのオンラインアンケート
調査対象/日本の大学・専門学校に留学する外国人留学生
有効回答数/413名
前回の調査から内々定率は増加しているものの、就職活動を継続またはこれからエントリーを開始する外国人留学生が多数いるようだ。引き続き、今後の外国人留学生の動向が注目されそうだ。