外国人介護士向け日本語教育を手がける株式会社エルロンと、介護施設へのコンサルティング、介護人材・技能実習生向け教育を専門とする一般社団法人介護事業操練所が、2020年12月2日「外国人介護士・定着支援ワンストップサービス」の提供を開始した。
現在、日本の介護業界は慢性的な人材不足に陥っている。今後さらに介護職員の需要は高まる見込みで、政府は介護職種を技能実習生や特定技能に追加するなど、外国人介護人材の受け入れについての対策を行ってきた。また、永住者や日本人の配偶者ビザを持っている人など、日本に在留中の外国人が介護業界への就職を希望することも増えている。
そのような背景から外国人介護士の採用を検討する介護施設が増加している一方で、
- 外国人介護士の採用を検討し始めたが、何から始めればよいか分からない
- 外国人介護士に必要な教育はたくさんあるけれど、自社に必要なものが分からない
- 外国人介護士と共に働くために必要な準備とは?
- 今まで定着がうまくいかなかったが、外国人介護士に長く働いてもらう方法とは?
といった悩みを抱える施設も多い。
このような悩みを解決するため、今回エルロンと介護事業操練所が打ち出したのが「外国人介護士・定着支援ワンストップサービス」だ。
このサービスでは、専門講師が外国人介護士ひとりひとりの日本語レベルを定期的にチェックし、実務者研修や資格取得に必要な日本語知識を教えてくれる。また、外国人介護士の日本語レベルに合わせ、介護福祉士が研修を担当するため、介護の専門知識もしっかりと学ぶことができる。
同社は、外国人介護士の採用を検討する企業向けに「外国人介護士・採用~定着に必要なことは?」を開催。日時は、2021年1月16日(土)10:00~12:00。エルロン・介護事業操練所に加え、行政書士等を講師に迎え、外国人介護士を取り巻く業界動向や採用・定着のポイントなどを伝える。詳細は、サービスホームページで案内される。
これからの時代、外国人介護士は介護業界の大きな支えとなる存在だ。外国人介護士の採用を考えている介護業界の関係者は、まずはオンラインイベントだけでも参加してみてはいかがだろうか。
【参照リリース】エルロンと(一社)介護事業操練所「外国人介護士・定着支援ワンストップサービス」の提供を開始。外国人介護士の採用~定着を徹底サポート
【参考】外国人介護士・採用~定着支援ワンストップサービス