外国人の採用・就活サポートを手がける株式会社ASIAtoJAPANは、2021年2月24日・25日、女性の理系外国人学生を対象としたジョブフェア「WOMEN in TECH」を開催する。
同イベントは、ASIAtoJAPANが提携するアジア各国のトップ大学に在籍する女性の理系学生が集まるジョブフェア。参加企業は2日間に渡って面接を行い、対象学生の選出・面接のアレンジ等の事前準備をASIAtoJAPANがサポートする。
現時点で中国、インド、韓国、台湾、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ミャンマーなどの女性学生約70名が登録しているほか、2021年1月には学生向け説明会を実施予定で、100名以上の理系女性学生の登録を見込んでいる。
WOMEN in TECHの概要
【スケジュール】
面接希望学生の選出:2021年1月28日(木)~2月5日(金)
面接:2021年2月24日(水)・2月25日(木)
面接予備日:2月26日(金)
【参加費】無料(採用決定時、成功報酬で支払い)
【参加申込締め切り】
2021年1月27日(水)
【採用決定実績】
デンソー・コニカミノルタ・ヤマハ発動機・三菱電機・楽天・花王・東日本旅客鉄道 ほか多数
【登録学生の詳細】
アジア各国トップレベルの大学の在籍する外国人女性
<出身国>
中国、インド、韓国、台湾、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ミャンマーなど
<入社時期>
2021年秋もしくは2022年春
<日本語レベル>
登録学生の6割以上は日本語への理解あり
<専攻>
コンピュータサイエンス専攻:33%
電気・通信系専攻:28%
エンジニアリングデザイン専攻:10%
バイオ・化学系専攻:6%
機械系専攻:5%
その他理系分野専攻:18%
※一部の人材は文理系専攻
<登録学生の一部>
学生A(台湾出身)
・IT スキル: Python
・大阪大学工学部応用自然科学科で「制限エンドヌクレアーゼの二重分解による、異なる形質転換プラスミドを用いた大腸菌培養物の解析」をテーマに研究を実施
・日本で複数のアルバイト経験あり
・中高時代は欧州で過ごしており英語が堪能
学生B(中国出身)
・IT スキル: MATLAB,C,SOLIDWORKS
・アジアトップの北京大学の修士生
・専門は半導体物理
・修士研究は電界効果トランジスタの一種であるMOSFETに関するもの
・ファーウェイのインターンで、ハードウェアエンジニアとしてDrMOSの開発に携わった経験あり
学生C(中国出身)
・IT スキル: C, C++, Java, JavaScript, HTML, MySQL, MATLAB
・中国の国家重点大学である東北大学の学生
・フロントエンドの設計が得意
・関西大学に半年間留学した経験あり
学生D(インド出身)
・プネ大学の電気通信工学専攻
・「IoTを使用したトラックのリアルタイム追跡と燃料監視システム」について研究中
・日本語能力検定N2取得を目指し勉強中
学生E(ミャンマー出身)
・ITスキル:C, C++, Java, Android development, AutoCAD, Python
・現地トップ大学であるミャンマー海事大学で土木工学を専攻
・AutoCADやGISソフトを使用しNumerical Modelingにて河川のモデリングをし、土壌の堆積や侵食状況を分析
・日本語能力検定N2取得に向けて勉強中
【イベント詳細ページ】
https://asiatojapan.com/womenintech/
日本の理系女性の数は世界と比較して極端に少なく、大学、高等専門学校、専門学校などの高等教育で工学・製造・建築系の専攻分野に在籍する女性の割合は全体の13%と、OECD(経済協力開発機構)平均の24%を大きく下回っている。そこでASIAtoJAPANは、この「WOMEN in TECH」を通じ、日本企業による女性の理系外国人学生の採用を促進したい考えだ。
ダイバーシティや女性活躍、理系人材の不足などの観点からも、理系女性の採用は日本企業の大きな課題になる。女性人材や理系人材の採用を検討している企業は、参加してみてはいかがだろうか。
【参考リリース】女性の理系外国人学生に特化したジョブフェア「WOMEN in TECH」を2021年2月24、25日の2日間に渡り開催